興味半分の極み管理人―ヒジリの行き当たりばったりな日々の一端を載せております。
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アイディアを膨らませている内に、気づけば二日経ってました。
果たして出来の方は……?
創作で行き詰まっている時は、日記にも中々手が回りません。そんな理由で、一昨日昨日と日記を欠かしておりました。
文章書く分には同じところが働いているのかも??
さて、こたつむり様より頂いてきた、創作競い合いバトンですが……まさかのバクサンとホレスが指定にあったので、色々と彼らの設定を見返しておりました。
結果、できてしまったのが以下のプロローグです。
ホレスの力を支えているものが何であるかを意識したつもりです。
その分、ネタばれ要素は幾分ありますが……
続きから読めます。
果たして出来の方は……?
創作で行き詰まっている時は、日記にも中々手が回りません。そんな理由で、一昨日昨日と日記を欠かしておりました。
文章書く分には同じところが働いているのかも??
さて、こたつむり様より頂いてきた、創作競い合いバトンですが……まさかのバクサンとホレスが指定にあったので、色々と彼らの設定を見返しておりました。
結果、できてしまったのが以下のプロローグです。
ホレスの力を支えているものが何であるかを意識したつもりです。
その分、ネタばれ要素は幾分ありますが……
続きから読めます。
人外すれすれのタイトルマッチ
【創作競い合いバトン】
・創作キャラを2人(+ツッコミ1人登場もOK)登場させて,なりきって答えて下さい。
・喧嘩乱闘第三者乱入何でもOK。
指定キャラ
チャンピオン:根性の漢 バクサン=ドンチュ
チャレンジャー:不死身の冒険者 ホレス
あの日に目を覚ました時から、辺りで聞こえる何もかもがホレスへと違和感を訴えてくる。カーテンを開けて照らした部屋は、先に眠った部屋とは異なっていた。
これまで旅中で集め、時に失ってきた宝物の類。その中でも、特に道を切り開く武器として用いてきた数々が、倉庫に鎮座している。
数々の剣が立て掛けられている棚にあるのは、一つは影を断つと言われる曰く付きの大刀、一つは人が作ったとは想像がつかぬ無双の業物、伝説と謳われた品々にも勝るとも劣らぬ代物が確かにここにあった。
また別の棚には杖や魔道書が収められ、魔法の力が込められた宝珠の類が宝石店とも見紛う程に所狭しとながらも整然と並べられている。
そして部屋の片隅にある作業机の傍には、数々の薬品や試料、それらを収めるガラスの器やフラスコ、加工する数々の工具が丁寧に整理整頓されている。
「…………。」
棚の中から迷いない動作で幾つかの種類の薬草と水薬を取り、すり鉢で潰して加えて混ぜ合わせ、最後には丸薬の形へと仕上げていく。それを繰り返して出来た物を瓶へと収めると、今度は別の薬品を取って調合を続けていく。清水の如く透き通った液体を羊皮紙の隅々にまでしみ渡らせて一振りして水気を抜いた後に、ルーン文字を描いて巻いて収める。
そして、傍で火にかけていた鍋が煮立ってきたことに気がつくなり、その中身をすくい上げて型へと流し込む。
「ヒャド」
同時に、あらかじめそこに束ねてあった巻物を手にとって読み上げてその力を発動させる。次の瞬間、熱されていた物質は急激に冷えて固まり、岩石の如く荒くひび割れた表面をした球体へと転じていた。さる魔物の持つ膨大なエネルギーを投擲武器として転用した品――爆弾石であった。
――全く、どういうことだ……。
それらを頑丈な作りの袋の中へと収めた所で、ホレスは机の片隅に置かれている封筒へと目をやりつつ、落胆とも失望ともつかぬ様子で溜息をついた。
記されているのは、突如としてここに引きずり込まれたきっかけとも言えるような内容だった。
戦支度をしろとばかりに用意されたこの空間の中で、あの正真正銘の化け物を相手にどう立ち回るかを考える他、ホレスには道は残されていなかった。
やがて全ての身支度を終えて、ホレスは唯一外と隔てる扉へと手をかけた……
「ウワーハッハッハッハーッ!!!我が招待に臆せずに応えようたぁ、流石はワシが見込んだ漢よなァッ、ホレス坊ッ!!!」
屋内であることを感じさせない程に広く取られた空間。その中心を囲うように並べられている藁の円陣の中心に、その男は待っていた。
遥か高い天井から声を強く響かせる程の大音声で哄笑しながら、大男はホレスにそう呼びかける。
「……冗談じゃない。あんたの方から、俺の前に立ち塞がってきたんだろうが……。」
「左様ッ!!友がために成長を重ねていくお主の姿ッ!!滅多に見られるものではなかったでなァッ!!!」
嫌悪感を露わに肩を竦めるその様子が示すように、ホレスはこの状況を心の底から忌んでいた。にも関わらず、万全の備えを以って向き合わんとしているのは、これが避けられない道だからに過ぎない。
地獄の底に追いやられながらも這い出でるこちらの姿に、心底感服していることを告げつつここに会いまみえたことを悦びとする大男から逃れることは容易いことではない。
「さてェ、先を急がんとするお主の望み通り、始めるとするかのォッ!!!」
団栗眼を狂喜に光らせ、全身の筋肉を躍らせるように引き締めて、骨を鳴らしつつ全身を軽く動かしつつ勇んで進みながら、その巨漢――バクサン=ドンチュはホレスへとそう言い放っていた。
――化け物め…………
目指すべき道の果てはもう間もない。だが、そこに立ちはだかる者の存在はあまりに大き過ぎた。
豪奢な腰布のみを纏って鍛え抜かれた巨体を露わにしたその様は、天神の大いなる力そのものを体現したかのような威圧感を与えている。これまで幾度となく出会った中で、一度たりとも打ち負かしたことのない絶望的なまでの実力差も相まって、あたかも巨壁が眼前に聳えているような錯覚さえも感じる。
恐怖を微塵も見せない程に自然に身構えつつも、ホレスに襲いかかるプレッシャーはそれだけ尋常ならないものだった。
守るべき者が傍らにない今であればこそ、周りを省みずに戦えることだけが、ただ一つの救いだった。
面白くなってついついここまで話を膨らませてしまいました。
爆弾石他、小物・魔法アイテムの製造法は思いっきり捏造・思い付きです。煮詰まっていないまま出してしまったので、大した話にはならなかったわけですが。
何処にでも出てくるバクサンと、ホレスの地獄巡りの経験があってこその話じゃないかと思います。努力・勉強家であったりする設定もここで生かせますし。
バクサンは元々デウス・エクス・マキナ、言うなれば強さの上限として設定した節があります。だからカンダタといい、サイアスといい、更にはレフィル達も、ツワモノ達が良いようにあしらわれている構図が成り立つわけです。
……が、ホレスが倒されたシーンがない。それが今回、バクサンと並べて挙げられた原因じゃないかと思います。
生命力、体の頑丈さ、危機回避能力のどれもが無駄に桁外れに高いから、奇襲性に富んだバクサンの攻撃も何とか耐え凌げる。確かに、そんなことができるのは彼だけなんだと。
その分、純粋な攻撃力ではムーやレフィルと比べると幾分落ちる、というのもありますが……
ここまで書くのに少し時間をかけ過ぎたことに反省して、後のバトンは普通に書こうかどうかを迷ってます。
【創作競い合いバトン】
・創作キャラを2人(+ツッコミ1人登場もOK)登場させて,なりきって答えて下さい。
・喧嘩乱闘第三者乱入何でもOK。
指定キャラ
チャンピオン:根性の漢 バクサン=ドンチュ
チャレンジャー:不死身の冒険者 ホレス
あの日に目を覚ました時から、辺りで聞こえる何もかもがホレスへと違和感を訴えてくる。カーテンを開けて照らした部屋は、先に眠った部屋とは異なっていた。
これまで旅中で集め、時に失ってきた宝物の類。その中でも、特に道を切り開く武器として用いてきた数々が、倉庫に鎮座している。
数々の剣が立て掛けられている棚にあるのは、一つは影を断つと言われる曰く付きの大刀、一つは人が作ったとは想像がつかぬ無双の業物、伝説と謳われた品々にも勝るとも劣らぬ代物が確かにここにあった。
また別の棚には杖や魔道書が収められ、魔法の力が込められた宝珠の類が宝石店とも見紛う程に所狭しとながらも整然と並べられている。
そして部屋の片隅にある作業机の傍には、数々の薬品や試料、それらを収めるガラスの器やフラスコ、加工する数々の工具が丁寧に整理整頓されている。
「…………。」
棚の中から迷いない動作で幾つかの種類の薬草と水薬を取り、すり鉢で潰して加えて混ぜ合わせ、最後には丸薬の形へと仕上げていく。それを繰り返して出来た物を瓶へと収めると、今度は別の薬品を取って調合を続けていく。清水の如く透き通った液体を羊皮紙の隅々にまでしみ渡らせて一振りして水気を抜いた後に、ルーン文字を描いて巻いて収める。
そして、傍で火にかけていた鍋が煮立ってきたことに気がつくなり、その中身をすくい上げて型へと流し込む。
「ヒャド」
同時に、あらかじめそこに束ねてあった巻物を手にとって読み上げてその力を発動させる。次の瞬間、熱されていた物質は急激に冷えて固まり、岩石の如く荒くひび割れた表面をした球体へと転じていた。さる魔物の持つ膨大なエネルギーを投擲武器として転用した品――爆弾石であった。
――全く、どういうことだ……。
それらを頑丈な作りの袋の中へと収めた所で、ホレスは机の片隅に置かれている封筒へと目をやりつつ、落胆とも失望ともつかぬ様子で溜息をついた。
記されているのは、突如としてここに引きずり込まれたきっかけとも言えるような内容だった。
戦支度をしろとばかりに用意されたこの空間の中で、あの正真正銘の化け物を相手にどう立ち回るかを考える他、ホレスには道は残されていなかった。
やがて全ての身支度を終えて、ホレスは唯一外と隔てる扉へと手をかけた……
「ウワーハッハッハッハーッ!!!我が招待に臆せずに応えようたぁ、流石はワシが見込んだ漢よなァッ、ホレス坊ッ!!!」
屋内であることを感じさせない程に広く取られた空間。その中心を囲うように並べられている藁の円陣の中心に、その男は待っていた。
遥か高い天井から声を強く響かせる程の大音声で哄笑しながら、大男はホレスにそう呼びかける。
「……冗談じゃない。あんたの方から、俺の前に立ち塞がってきたんだろうが……。」
「左様ッ!!友がために成長を重ねていくお主の姿ッ!!滅多に見られるものではなかったでなァッ!!!」
嫌悪感を露わに肩を竦めるその様子が示すように、ホレスはこの状況を心の底から忌んでいた。にも関わらず、万全の備えを以って向き合わんとしているのは、これが避けられない道だからに過ぎない。
地獄の底に追いやられながらも這い出でるこちらの姿に、心底感服していることを告げつつここに会いまみえたことを悦びとする大男から逃れることは容易いことではない。
「さてェ、先を急がんとするお主の望み通り、始めるとするかのォッ!!!」
団栗眼を狂喜に光らせ、全身の筋肉を躍らせるように引き締めて、骨を鳴らしつつ全身を軽く動かしつつ勇んで進みながら、その巨漢――バクサン=ドンチュはホレスへとそう言い放っていた。
――化け物め…………
目指すべき道の果てはもう間もない。だが、そこに立ちはだかる者の存在はあまりに大き過ぎた。
豪奢な腰布のみを纏って鍛え抜かれた巨体を露わにしたその様は、天神の大いなる力そのものを体現したかのような威圧感を与えている。これまで幾度となく出会った中で、一度たりとも打ち負かしたことのない絶望的なまでの実力差も相まって、あたかも巨壁が眼前に聳えているような錯覚さえも感じる。
恐怖を微塵も見せない程に自然に身構えつつも、ホレスに襲いかかるプレッシャーはそれだけ尋常ならないものだった。
守るべき者が傍らにない今であればこそ、周りを省みずに戦えることだけが、ただ一つの救いだった。
面白くなってついついここまで話を膨らませてしまいました。
爆弾石他、小物・魔法アイテムの製造法は思いっきり捏造・思い付きです。煮詰まっていないまま出してしまったので、大した話にはならなかったわけですが。
何処にでも出てくるバクサンと、ホレスの地獄巡りの経験があってこその話じゃないかと思います。努力・勉強家であったりする設定もここで生かせますし。
バクサンは元々デウス・エクス・マキナ、言うなれば強さの上限として設定した節があります。だからカンダタといい、サイアスといい、更にはレフィル達も、ツワモノ達が良いようにあしらわれている構図が成り立つわけです。
……が、ホレスが倒されたシーンがない。それが今回、バクサンと並べて挙げられた原因じゃないかと思います。
生命力、体の頑丈さ、危機回避能力のどれもが無駄に桁外れに高いから、奇襲性に富んだバクサンの攻撃も何とか耐え凌げる。確かに、そんなことができるのは彼だけなんだと。
その分、純粋な攻撃力ではムーやレフィルと比べると幾分落ちる、というのもありますが……
ここまで書くのに少し時間をかけ過ぎたことに反省して、後のバトンは普通に書こうかどうかを迷ってます。
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