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興味半分の極み管理人―ヒジリの行き当たりばったりな日々の一端を載せております。
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 一か月も更新してないにも関わらず、まだイメージ固めに専念してます。
 週更新を考えると、4~6話くらい上げられそうな期間ですな……。

 ここしばらくは、前々から言ったようにイメージをセリフやあらすじ等で固める事に専念してきました。
 その結果、40話程度のファイルが出来ました。ラストまで一気に突っ走ってしまうかな……。(現在38章7話を構築中)


 バクサン召喚か……。
 なんだかんだで人様には迷惑をかけない方なのです。
 なので、戦力として数えるには怖い(自分に跳ね返ってくる意味で)けど、エンターテインメントとしてはアリかもしれない(笑)




※マウスパッドを買い変えてから再トライ 気合の問題か?



 同じ下書きからもう一度線絵を描いてみました。確かにマウスパッドが変わって、多少描きやすくなった気がします。
 それに伴ってやる気が多少出たというのも大きそうです。むしろそっちかもしれない(壊)。




 続きはリハビリか、或いは試行錯誤か。
 10cmバクサンとだーごん二匹の愉快なお話第二話です。

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2 10cmの『バクサン』を貴方は飼いますか?

 静かに過ごしてきた平穏の中で突如として舞い込んできた、かつて大男であったはずの小人。
 その小さな体に似付かぬ高笑いを上げ、一歩踏み出す毎に地響きを上げるその様は、小さくなっても何ら変わりはない。

「何だ、この文面は……。」
「ちょ……ちょっと、何これ!!?」

 郵便受けに入っていた手紙の封を切り、中身を改めるホレスとレフィルの表情に、只ならぬものが漂い始める。
 あまりに唐突な内容に、レフィルはただただ驚き、ホレスは嫌悪感を露わに眉を顰める。

 ”10cmの『バクサン』を貴方は飼いますか?”

 手紙にはそう記されていた。

「おおう!!ワシを飼うと来たかァッ!!!」

 小人と化したバクサンもまた、レフィルの頭上から手紙の内容を覗きこんでいた。
 だが、呆気に取られている二人とは対照的に、その顔には終始に渡って、いつものような凄絶なまでの笑みが浮かべられていた。
「く……だれが飼うか!!おい、一体誰の差し金だ!!」
 ホレスは手紙を机に叩きつけると共に、怒気を込めつつそう問い詰めていた。
 飼われる、という事に対して肯定的な意思を示すバクサンの図々しさに苛立ちを感じずにはいられない。
「敢えて飼われるも、漢の度量を試す良い機械かもしれぬなァ!!ウワーハッハッハッハー!!」
 その答えか否か、バクサンは言い放ちつつ地を蹴ってホレス目掛けて躍りかかった。
――来るか……!?
 指程の大きさしかない小人が、小さくも鍛え抜かれた手を広げて襲いかかってくる。ホレスもまた、その攻撃を読んで即座に拳を握り締めて反撃に転ずる……

「――――――っ!!!」

 だが、小人を弾き飛ばしたはずが、逆にホレス自身が張り手の勢いに押されていた。
「ホ、ホレス!?」
 体格差からして考えられぬ衝撃そのものに不意を突かれ、為す術も吹き飛ばされていく。
 その信じられぬ光景と、ホレスが壁に痛烈に叩きつけられる様を見て、レフィルは驚愕するしかなかった。
「くそ、化け物め……!」
「ウワーハッハッハッハー!!根性極まれば、斯様な芸当もできるというものよなァッ!!」
 とても小人のものとは思えぬ程の衝撃の残滓を右腕に感じながら、それだけの力を宿している眼前の力士を前に、ホレスはただただいきり立つばかりだった。
 何もかもを根性の一言で片付けてしまう程の理不尽に絶大な力は、今も尚健在だった。


 その頃……

「…………。」

 騒ぎを余所に、ムーは壁にあいた穴をただただじっとのぞきこんでいた。
「…………。」
 彼女の双眸に合わせるように、そこに住まう住人――竜のような姿の小動物が見つめ返している。
「ネェネェ、コレナニ?」
 奥の方からもう一匹同じような姿の竜が現れると、先にムーと見あっていた竜が、彼女を指差し始める。
「…………。」
 翼と手をしきりに動かしながら仲間の注意をひきつけるその姿を、ムーはただ黙って見つめていた。
 だが、その表情、とりわけ眼光の鋭さが変わっていることに、竜は気付かなかった。
「オイ、ニゲロ!ネラワレテルゾ!!」
「エ?」
「つかまえた。」
「「!」」
 もう一匹の竜がその意図に気付いて慌てて促すのも空しく、二匹ともムーの手の中に捕らわれてしまった。 

「ダレカ…」
「タスケテー!」

 わあわあぎゃあぎゃあと喚き立てる小さな竜を、ムーはただ無表情で見守っていた。
 その顔に、微かな安らぎを浮かべながら…………。


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