興味半分の極み管理人―ヒジリの行き当たりばったりな日々の一端を載せております。
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右上の鏡は失敗したんだけどね(壊)
鋼の剣の方を、光があたる場所を意識して描いてました。光沢の度をほぼ統一させた結果です。オーソドックスに光が当たってる場所と当たってない場所で変えただけですな。
直線機能に頼らないと、こう上手くいかないです。ともあれ、Pixiaさんの機能をもっと効率よく使わないとね。
さりげなくリンクを少しいじってます。メインジャンルが変わった方や、作品を消された方もいるので、そこの部分を変えたり、後はお一人様追加したり。
ホントは改装後に行いたいのですが、何となく気が向いたので仕事(?)してみました。
バトンをTerapadにコピペしてからジャスト1時間で書き上げました。
「シ界の先、バトン」より思いつきのユーリック小話です。
「シ界の先、バトン」
思いつきのユーリック小話
Q1灰色の空
不意に、頬に一滴の水が飛んでくる。空を仰げば白と言えぬ暗い雲が覆い尽くしていた。
山道を行く中では、そのような光景などとうに見慣れている。だが、ユーリックにとっては何てことない光景でしかなかった。
Q2彼女は確かに叫んだんだ
連れ合いもなく、ただ一人で道を行く中で突如として響き渡る少女の悲鳴。
駆け付けた時には、魔物に襲われてうずくまり、目のあたりを押さえている彼女の姿と、怒りに任せて魔物を打ち砕いている男の姿があった。
彼女の伴侶たる者の怒れる鬼神の如きあらぶる姿を前に、ユーリックは加勢することもなくただ静かに見守っていた。
Q3「私ニ眼ヲチョウダイ」
魔物の屍を側に、肩を震わせながら息を切らしている男が少女へと駆け寄る。だが、その抑える手からは夥しい程の血が流れ続けている。
それを目の当たりにした男は、激昂とも嘆きとも分からぬ慟哭を上げた。
光を失った少女と、大切なものを失った青年。だが、ユーリックにとっては所詮関わりのないことでしかなかったはずだった。
Q4崩れたベッドしかない部屋
嘆きの内で、二人は古びた小屋へ辿りつくこととなった。降りしきる雨の下、すっかりびしょ濡れになりながら、雨ざらしから免れることとなった。
魔物の爪牙によってベッドは壊されながらも、幸いにも清潔なシーツがあり、少女を横たえる場には困らなかった。
心得のない男に代わり、ユーリックは彼女の傷を悪化させることのなきように丁寧ながらも迅速に、少女へと処置を施していった。
Q5この部屋の出口はドコ?
直後、何を思ったのか、ユーリックは不意に外套を脱ぎ棄てると、そのまま驟雨の中へと一人身を投げ出した。男が引き止める間もなく、腰に帯びた大剣ひとつと裾の長い異国の装束だけの出で立ちで、雨中の道に消えて行った。
頼れる者が不意に去っていくことに、彼が抱く不安感は時を追うごとに増し続けていく。だが、虚空を掴まんと必死になって己の闇の中で喘ぐ少女の傍にいてやらなければならなかった。
Q6記憶は消えた
光が唐突に失われたことに、少女はついに耐えきれなくなった。彼女が選べる道はただ一つ。心を消し去ることのみだった。
Q7突き当たる壁
何もかもを忘れ去った彼女はまず、傷の痛みも忘れて立ち上がろうとした。だが、暗中で何も見えることはなく、幾度も転んでその場をのたうちまわった。
Q8ペタペタペタ
男が止めようとするのを振り払い、彼女は立ち上がり歩きだしていた。
横たえられたときに脱がされた靴を履くこともなく、素足で木造りの床を踏みしめる湿った音が何度も小屋の中に響き渡る。
手探りで何かを探す彼女の姿は、それはもう痛々しいものだった。
Q9ペタペタペタ
それからどれほど時間が経っただろうか。雨が降りしきる夜中の道から、水を含んだ何かが何度も踏みしめられる音が聞こえてきた。それが大きくなるに従って、絶え絶えの息遣いで誰かがこの小屋へと近づいてくるのが分かる。
扉が勢いよく開け放たれた時に現れたのは、ずぶ濡れの衣服と、水をたっぷりと吸った靴を身に付けたあの旅人の姿だった。右手に取られた抜き身の大剣は、驟雨によって洗われていたが、ユーリックが体に負った数多くの傷から、苛烈な道を進んできたことは見て分かった。
一体何を求めてここに戻ってきたのか。だが、男が抱いた感情はそのような疑念などではなかった。
Q10蘇れ
ユーリックが魔物蔓延る道を駆け抜けた末にもたらしたもの。闇に迷う少女を支えるべくして共にいた男。それらが今の彼らにできる精一杯のことであった。
もはや全てを出しつくした末に、三人ともが限界に達していつしか静寂の内に落ちていた。
Q11そしてまた叫ぶ
次の日の朝、目を覚ましたその時に、誰かの双眸と視線が合わさる。それは、彼にとって至極見慣れたものと同じだった。
だが、その仕草は彼が知るそれではない。まるで子供にでも戻ったかのようにきょとんとした様子で目を瞬かせる。その目元に追った傷も、傷を負う前よりの記憶も、もう戻ることはない。
それでも、彼女に光が戻った。何もしてやれぬ中で精一杯に想い続けてきたことが、最良の結果として報われたのだ。
慟哭などではない、歓喜の叫びが霧深く立ち込める朝の静けさの中に幾度もこだました。
霧が晴れたその時には、あの旅人の姿は既にどこにもなかった。鈍色の光沢を返す大剣ひとつを小屋の片隅に残して………。
記録 3796B/H(バトン題目を含むので実際には少し下)
文体とか思いっきり無視してる節が強いです。物語としてはフィナーレのこじつけが大変でした。
ユーリックさんが求めたものを伏せたのはそのためですな…ご想像にお任せします、と。
あまり彼(彼女?)に専門的な知識を持たせたくない中で、今回は傷の手当の心得だけは身につけさせてたのです。余ほど高度な知識を身に付けていることにすると、後で困ることになるかもしれないな…とか。
シ界の先、バトン
Q1灰色の空
Q2彼女は確かに叫んだんだ
Q3「私ニ眼ヲチョウダイ」
Q4崩れたベッドしかない部屋
Q5この部屋の出口はドコ?
Q6記憶は消えた
Q7突き当たる壁
Q8ペタペタペタ
Q9ペタペタペタ
Q10蘇れ
Q11そしてまた叫ぶ
思いつきのユーリック小話
Q1灰色の空
不意に、頬に一滴の水が飛んでくる。空を仰げば白と言えぬ暗い雲が覆い尽くしていた。
山道を行く中では、そのような光景などとうに見慣れている。だが、ユーリックにとっては何てことない光景でしかなかった。
Q2彼女は確かに叫んだんだ
連れ合いもなく、ただ一人で道を行く中で突如として響き渡る少女の悲鳴。
駆け付けた時には、魔物に襲われてうずくまり、目のあたりを押さえている彼女の姿と、怒りに任せて魔物を打ち砕いている男の姿があった。
彼女の伴侶たる者の怒れる鬼神の如きあらぶる姿を前に、ユーリックは加勢することもなくただ静かに見守っていた。
Q3「私ニ眼ヲチョウダイ」
魔物の屍を側に、肩を震わせながら息を切らしている男が少女へと駆け寄る。だが、その抑える手からは夥しい程の血が流れ続けている。
それを目の当たりにした男は、激昂とも嘆きとも分からぬ慟哭を上げた。
光を失った少女と、大切なものを失った青年。だが、ユーリックにとっては所詮関わりのないことでしかなかったはずだった。
Q4崩れたベッドしかない部屋
嘆きの内で、二人は古びた小屋へ辿りつくこととなった。降りしきる雨の下、すっかりびしょ濡れになりながら、雨ざらしから免れることとなった。
魔物の爪牙によってベッドは壊されながらも、幸いにも清潔なシーツがあり、少女を横たえる場には困らなかった。
心得のない男に代わり、ユーリックは彼女の傷を悪化させることのなきように丁寧ながらも迅速に、少女へと処置を施していった。
Q5この部屋の出口はドコ?
直後、何を思ったのか、ユーリックは不意に外套を脱ぎ棄てると、そのまま驟雨の中へと一人身を投げ出した。男が引き止める間もなく、腰に帯びた大剣ひとつと裾の長い異国の装束だけの出で立ちで、雨中の道に消えて行った。
頼れる者が不意に去っていくことに、彼が抱く不安感は時を追うごとに増し続けていく。だが、虚空を掴まんと必死になって己の闇の中で喘ぐ少女の傍にいてやらなければならなかった。
Q6記憶は消えた
光が唐突に失われたことに、少女はついに耐えきれなくなった。彼女が選べる道はただ一つ。心を消し去ることのみだった。
Q7突き当たる壁
何もかもを忘れ去った彼女はまず、傷の痛みも忘れて立ち上がろうとした。だが、暗中で何も見えることはなく、幾度も転んでその場をのたうちまわった。
Q8ペタペタペタ
男が止めようとするのを振り払い、彼女は立ち上がり歩きだしていた。
横たえられたときに脱がされた靴を履くこともなく、素足で木造りの床を踏みしめる湿った音が何度も小屋の中に響き渡る。
手探りで何かを探す彼女の姿は、それはもう痛々しいものだった。
Q9ペタペタペタ
それからどれほど時間が経っただろうか。雨が降りしきる夜中の道から、水を含んだ何かが何度も踏みしめられる音が聞こえてきた。それが大きくなるに従って、絶え絶えの息遣いで誰かがこの小屋へと近づいてくるのが分かる。
扉が勢いよく開け放たれた時に現れたのは、ずぶ濡れの衣服と、水をたっぷりと吸った靴を身に付けたあの旅人の姿だった。右手に取られた抜き身の大剣は、驟雨によって洗われていたが、ユーリックが体に負った数多くの傷から、苛烈な道を進んできたことは見て分かった。
一体何を求めてここに戻ってきたのか。だが、男が抱いた感情はそのような疑念などではなかった。
Q10蘇れ
ユーリックが魔物蔓延る道を駆け抜けた末にもたらしたもの。闇に迷う少女を支えるべくして共にいた男。それらが今の彼らにできる精一杯のことであった。
もはや全てを出しつくした末に、三人ともが限界に達していつしか静寂の内に落ちていた。
Q11そしてまた叫ぶ
次の日の朝、目を覚ましたその時に、誰かの双眸と視線が合わさる。それは、彼にとって至極見慣れたものと同じだった。
だが、その仕草は彼が知るそれではない。まるで子供にでも戻ったかのようにきょとんとした様子で目を瞬かせる。その目元に追った傷も、傷を負う前よりの記憶も、もう戻ることはない。
それでも、彼女に光が戻った。何もしてやれぬ中で精一杯に想い続けてきたことが、最良の結果として報われたのだ。
慟哭などではない、歓喜の叫びが霧深く立ち込める朝の静けさの中に幾度もこだました。
霧が晴れたその時には、あの旅人の姿は既にどこにもなかった。鈍色の光沢を返す大剣ひとつを小屋の片隅に残して………。
記録 3796B/H(バトン題目を含むので実際には少し下)
文体とか思いっきり無視してる節が強いです。物語としてはフィナーレのこじつけが大変でした。
ユーリックさんが求めたものを伏せたのはそのためですな…ご想像にお任せします、と。
あまり彼(彼女?)に専門的な知識を持たせたくない中で、今回は傷の手当の心得だけは身につけさせてたのです。余ほど高度な知識を身に付けていることにすると、後で困ることになるかもしれないな…とか。
シ界の先、バトン
Q1灰色の空
Q2彼女は確かに叫んだんだ
Q3「私ニ眼ヲチョウダイ」
Q4崩れたベッドしかない部屋
Q5この部屋の出口はドコ?
Q6記憶は消えた
Q7突き当たる壁
Q8ペタペタペタ
Q9ペタペタペタ
Q10蘇れ
Q11そしてまた叫ぶ
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