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興味半分の極み管理人―ヒジリの行き当たりばったりな日々の一端を載せております。
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 さ…【殺人狂時代】、まさかあんな映画だったとはぁあっ!!
 チャップリン作の映画の一つでやたら物騒なタイトルが付いてる代物です。これに限らず…作曲までこなしてる鬼才だとは知らなかったわけですが、この映画も作り込みが深いものだったなぁ、と。

 チャップリン映画は大好物です。…単純な喜劇としては間違いなく。
 まぁ…今回は、そちらを期待すべき作品じゃあないだ…。いやだって、ヒヤヒヤしまくりの作品ですし。

 主人公(チャップリン)の立場と姿がコロコロ変わるから、最初の方は色々と変わる展開に付いてけなかったのですが、ある程度の時間を経て話の要領を理解する内に、なんとかお話に付いていけた気がしました。
 本当に、色々とやってるモンだなぁ…。そうとしか言い様がない…かも。

 散々色々な綱渡りな場面に振り回された挙句に聞いたのは…



 一人殺せば殺人者だが何百万人殺せば征服者になれる。全滅させれば神だ。

 ジャン・ロスタン


 直感で評すると、神ですらない気もします。
 いや…神は神でも、破壊神なんだろうな…。

 それとほぼ近い言葉を、話の中で聞きました(確か、一人殺せば殺人者、百万殺せば英雄…だったか。)。もちろん(?)、チャップリンその人の口から。【独裁者】でも、最後はチャップリンの語りで終わってましたし。
 製作者自らが映画の場面に出て、語る様は何とも印象深いものだと。トーキー映画に遷移してからも、変わらない才能だなぁ…。


 しかし、ふと思った事……

「沢山の魔物を殺してきた勇者が、敵側からどう呼ばれているか。」

一匹:憎い仇
十匹:恨むべき敵
百万:殺戮者
全滅:悪魔

 ……立場逆転してみれば、こんなもんだろうな…。

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